原作夢枕獏とCMに魅かれて
久しぶりに映画に行きました
ku-kai-movie.jp
・あんまり空海関係ない
・なぜ吹き替えしかないのか
など、すでにいろんなところで書かれていますね苦笑
期待が高すぎたのか……
私もイマイチ入り込めなかったな~と言うか理解できなかったです
原作未読、中国史に明るくないので、そのせいかもしれません
ファンタジーを期待していたら、
個人的解釈のドキュメンタリーを見せられた?ような?感じです(語彙力)
私が理解したあらすじ※私見です
皇帝の病気を法力で何とかしてほしいと言われた留学僧空海
その眼前で皇帝が死去し、逃げるように去る黒猫の気配
空海と、皇帝の死の原因を知りたい白楽天の二人が猫の謎を追う
やがて猫は玄宗帝の愛猫で、楊貴妃と一緒に葬られたため関係者を恨んで祟っていることを知る(というか猫から聞き出す)
長恨歌の内容に不満があった猫は、
自分の知る真実を白楽天に伝えようと二人を巻き込んだ(?)らしい
当時のことを知る人の話を聞き、日記などを読むうち、空海は猫の正体が
玄宗帝に仕えていた幻術使いの弟子のひとりと気が付く
楊貴妃の死を認められず、彼女を守るため・復讐のため、猫に乗りうつったらしい
最終的に、もうひとりの弟子と再会、空海からも諭されて猫は成仏(?)する
※正直よくわからなかったで、違う可能性大
よかったところ
・長安の街並み
・女性たちの衣装
お金かけてるな~!と言う感じ
遊郭のようなところで舞を躍るシーンは本当にきれいでした
う~ん、なところ
・それ必要?ってシーンが結構ある
伏線のようで、伏線ではなかったシーンや
突然始まるシルク・ド・ソレイユ
豪華さを強調するため?の冗長な演出が気になりました
・戦わない空海
これは私が、マンガ的表現を期待しすぎたせいですが
【空海が経文を読んで鬼を封じる】みたいなシーンがない
空海は基本傍観者で、白居易と一緒に謎を解いているようで、解いていない
猫の話を聞いて、それはこうじゃないかと諭してあげるけど、
実際のところ、主たる目的が分からないです
皇帝が亡くなって、次期皇帝も?!と言うやりとりはあるものの、
別にそれはストーリー上大した問題ではないという……
邦題がよくない?
いろんなところで書かれてますが、原題は妖猫傳と言うらしくその方が伝わりやすいですね
CMもあまり猫のことには触れてないですし……
原作はもっと違うのかな?と思いつつ、文庫4巻読むのは、今時間が……汗
この映画に関して言えば
『空海 美しき王妃の謎』と言うより
『白楽天 長恨歌作成の裏にあった猫の怪』って感じの印象でした